経営とエンジニアリング
経営とエンジニアリング
会社経営とエンジニアリングは似ているという話。
ITエンジニアの多くの方なら、解きたい課題解決のために製品開発をする、開発のためにロードマップを書き、実現するためのスケジュールを引く。開発項目を更に細かいissue化し優先度を決め、それを解くためのアルゴリズムを構築する。この手順はおそらく誰もが経験しているだろう。この手順、それはまさしく経営も一緒。
経営は会社が実現するVisionを定義、Visionを実現するために必要なモノ・人・金を管理した事業構築を目指す。事業の中身は常に仮説検証の連続であり、検証と実行のために必要な短期・長期のロードマップを書き、スケジュールを引く。経営として解決しなければならない特にモノ・人・金に関する項目をissue化し優先度を決め、それを解くための手段を構築する。
何よりも経営として自社のビジネスモデルを構築するのはエンジニアがアルゴリズムを書く作業と非常によく似ている。エンジニアリングの観点でも目的を達成するためには最小限のソースコードで実現するために、OSSを活用したり、同じstepのコードを書かないようライブラリにして効率化、また外部サービスのWebAPIを利用したりなど、最小限の労力で最大限の効果を得られるよう考慮されている。
経営も同様。最小限の労力で最大限の効果が得られるよう経営アルゴリズムを書いている。自社の事業が最大限に成長するために、自社で作るモノを明確化、それに必要な人を採用、予算をかける。解きたい課題に対して再現性を生み出すために製品化したり、製品営業をパッケージ化して効率化を図る。実現したい事業の全てを自社で作れない場合は外部の企業との連携をするなど。
ね、会社経営とエンジニアリングは似ているでしょ。似ていない部分も多いはずだけど、エンジニアの方でも経営に携わるというキャリアパスは大いに有り得ると思います。