Y's note

Web技術・プロダクトマネジメント・そして経営について

本ブログの更新を停止しており、今後は下記Noteに記載していきます。
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より良いプレゼンを行うための5つの改善点

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

前書き


六本木でWebプログラマをやっています@yutakikucです。いつもは技術のネタしか書きませんが、今日は技術セミナー発表の反省点を書きます。この半年間で大人数に対してプレゼンする機会を2回頂き、どちらも多くの失敗点があった事が後から分かりました。プレゼン直後は自分的にも良い発表が出来たと思い込んでいたのですが、撮影された動画を見て愕然としました。客観的に振り返る事は次回のプレゼン機会に有効に活かせる点が沢山見つかります。自分が話す動画を見るのはとても恥ずかしい事ですが、動画を撮影しもらって内省すると良いでしょう。今回の内省する点は以下の5つに絞ります。どれも超基本的な事のように思われますが、意識しても難しい事だと感じました。

  1. プレゼンの対象が曖昧
  2. プレゼンの勉強不足
  3. 聴衆を引きつけていない
  4. 「えっと」、「あのー」と言ってしまう
  5. 表現が的を得ていない

プレゼンの対象が曖昧


"誰に対して何を話したいのか?"
誰に向けたプレゼンなのかを最初から意識しないとプレゼン資料やシナリオの方向性が大きく異なります。プレゼンに求められた要件と対象レベルを明確にする事が重要です。僕は今回対象者が曖昧だったため、数回資料を作り直す必要がありました。発表前に色々な人からFeedBackをもらい、最終的には対象を初中級者向けと定義しました。自分が思っているほど他人は理解していない、分かりやすい資料じゃないと理解してくれない事を意識する必要があります。

プレゼンの勉強不足


"プレゼンの型は何か?"
今まで意識していた事としてはトップダウン(まずは結論から喋って後から理由付け)で話す事、不必要な言葉は全て削る事の2点だけでした。それ以外にも多くのプレゼンメソッドは存在します。自分でどういった方法が良いかを考えるだけでなく他者の良いプレゼンの型を学ぶ必要があります。実際にプレゼンが巧い人の発表を聞いて技術を盗むのも一つの手段ですね。色々な人がWebでプレゼンの極意について紹介しているので次回から参考にしたいと思います。

聞き手を引きつけていない


"観客を飽きさせていないか?"
何かの資料でプレゼンは最初の5分で聴衆を引きつけられるかで決まるという文を読んだ事があり、今回のプレゼンでは冒頭で聞き手に対して質問形式の挙手参加をしてもらいました。それ自体は悪く無かったのですが、後半における気持ちの掴みが続かず最後まで集中していた聞き手はそれほど多く無かったと感じました。(発表中に聴衆と視線を合わせるように努力して反応を見ていたため)。トークのスキルが必要なのは当然ですが、聴衆がもっと興味を持ってくれるような雑談を挟む等の工夫があれば良かったと思います。

「えっと」、「あのー」と言ってしまう


"はっきりとした口調で説明できているか?"
話が少し逸れますが、スポーツ選手がインタビューで「そうですね」を連発しているのが気になって仕方がないです(笑)。学生時代にプレゼンをたくさん練習した事もあり、その時から「えっと」や「あのー」は使わないように意識していました。しかし実際に自分が発表した動画を振り返ってみると30秒-1分に1回のペースで数十回以上は使っていました。無意識というのは恐ろしいものです。「えっと」や「あのー」はプレゼンにおいてただの雑音に過ぎません。練習と自信の両方が不足している事を曝け出すだけなので、より入念な準備が必要と感じました。

表現が的を得ていない


"言葉使いや表現が正確か?"
今回の発表では資料中の言葉をそのまま説明するのではなく、出来る限り自分の言葉で別の表現に落とし込む工夫をしましたが、これにより少し表現ミスが生まれてしまいました。資料中の1行を説明するのに最も短く正確な言葉で表現できる事がベストです。余計な言葉が多くなるとそれだけ聞き手も頭を使う必要が出てきてしまいます。1行を簡単に説明できない場合は、予め説明を簡略化する事を伝えたり、後で別途資料で補足すると良いと思います。