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運のコントロール

馬田隆明さんの逆説のスタートアップを読んだ。アイディア、戦略、プロダクト、運についてそれぞれの章ごとに書かれており、スタートアップに携わる人は一読することをおすすめする。起業の科学などアイディア〜プロダクトについては説明がある他の本もあるが、運についてはなかなか見ることがなかったコンテンツなので、読んでいて非常に面白かった。なお、馬田さんはスタートアップについて様々なコンテンツをslideshareで共有している。

※ 第四章、運についての言及をメモとして共有。ただし、内容は意訳とし記載しています。 「運もある程度コントロール可能である」。①成功している起業家こそ、リスクを嫌う傾向があり、リスクを管理するためのポートフォリオを作成する。スタートアップの一つの行動がリスクであるのだとすると、それ以外の分野では慎重に行動をする。アインシュタイン特許庁に勤めながら相対性理論を、カフカは保険局員として働きながら返信を書き上げた。②成功している起業家はタイミングを伺ってる。一番乗りで市場に入ることが正しくもなく、適切なタイミングまでじっくりと待っている。盛り上がっている市場に焦って参入することにより失敗する確率が高くなっているという報告もある。加熱が過ぎた、もしくは悪い時期に参入している方が成功確率が高くなる。③成功している起業家はチャンスを失うリスクのほうがリスクであると認識をしているので、今あるもののリスクではなく、将来を見て判断をしている。特にチャンスを失うというリスクの方を危惧する傾向がある。

ブラックスワンのように予期せぬリスクが発生する事も当然有り得て、そこの対しての回避戦略がいくつかある。一つの例としては「バーベル戦略」とい言われるもので、ハイリスクな投資を10〜15%、それ以外には健全な投資として85%〜90%を確保しておく。中間な投資は一切持たないという手法であるが、相対的にはミドルなリスクを取っていることになる。ミドルなリスクとして全てを保有していると予期せぬブラックスワンに耐えられず、全てが吹っ飛んでしまう可能性もある。

アンチフラジャイルという脆弱性を逆にうまく活かすことこそがスタートアップである。現実世界にあるボラティリティによる非対称な良いブラックスワンこそがイノベーションであるという説があるように、良いリスクに張ることがスタートアップであるという考え方。

挑戦の量が質を生みだす。 とある事例として、あるグループを量で評価する試験、質で評価する試験を同じ時間で回したときに、最終的には量で評価するグループの方が良い質を生み出せた。量による試行錯誤の回数を増やすことが非常に効果的であることを裏付ける例。アインシュタインは248、ダーウィンは119、フロイトは330の論文を書いている、エジソンは1093の特許、バッハは1000曲以上を作曲、ピカソは2万以上の作品を残しているように、天才も数多くの挑戦をしており、彼らの成功している時期は失敗を重ねていた時期と一致するという内容もあり、如何に試行錯誤が重要であるかが分かる。

以上が意訳内容。運もある程度コントロール可能であるという背景は、失敗のリスクも合わせてコントロールすることで、大きな失敗をする前に成長を持続させるという話。第四章だけでも時間があったら読み返したいと思える内容でした。

www.slideshare.net

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